株式会社 伊賀の里モクモク手づくりファーム
大幅なスケジュール変更があった2016年卒の就活。その影響を採用する側はどのように捉えているのでしょうか?
今回は、視察やインターンが後を絶たず、様々な業界から注目を浴びる(株)伊賀の里モクモク手づくりファームさんに、新卒採用をテーマに、専務 竹内正典さんに伺いました。
☆右写真:自然溢れる農業公園
(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」33号/2015年冬号より転載)
学生時代の経験は、将来につながる!
―御社の事業について教えてください。
20年以上前から「ものづくり」をベースにした6次産業化を進めており、農業生産と加工、農業公園の運営、飲食事業、通販事業などを展開しています。なお、農業公園の年間来園者数は50万人にのぼり、飲食事業は県内外を合わせて15店舗以上を構えています。
我々が求める理想を追いかけた結果、必然的にこの事業規模になりました。農業にはいろいろな可能性があるので、これからも探っていきたいですね。
△大人気!「手づくり体験教室」
―採用情報では部門を分けた募集をされていませんが、なぜでしょうか?
我々は、生産も飲食店も販売も全てを「農業」と捉えています。そのため部門を分けていません。しかし一方で、全てを農業と捉えていても、実際には各事業の特性が色濃く出てしまうので難しい面もあります。例えば「自然の中で働きたい」と思っている人を都心にある飲食店部門に配属させると持たないこともあります。特に当社は「農業生産をしたい」と考えている希望者が多いので、採用の段階で特性を見極めることが重要です。
△園内のレストラン。美味しい料理が沢山!
―農業メインとなると、やはり農学部や理系の学生が多いのでしょうか?
学部・学科に関係なく応募がありますよ。文系の学生さんも多く活躍されています。社員の男女比率は3対7くらいで女性の方が多いですね。
―女性の方が応募が多いのですか?
いや、応募の段階では同じくらいだと思います。まず、書類と性格診断テストで選考し、次に面接をします。選考では特に、バランス感覚やリーダー適正を見るのですが、女性の方がしっかりしていて、男性の方がなよなよしている傾向にありますね。そのため、結果的に女性の方が多くなります。
―短時間での見極めは大変そうですね。
ある程度は見極められますよ。全てがそうはいかないので苦労もしますが…就活は、出来る限り見抜こうとする我々と、何としてでも受かろうとする学生のせめぎ合いですからね。
―就活と言えば2016年卒より大きく変わりましたが、影響はありましたか?
特にはありません。応募者の多くは当社を第一希望に考えているため、状況が変わっても影響がなかったのだと思います。あと、実はそろそろ次期社長候補を探し育成していきたいと考えているので、そのポジションを目指す人にも入ってきてほしいと考えています。
―それはワクワクしますね! 最後に、学生へメッセージをお願いします。
学生だからこそ出来る経験をたくさんしてほしい。たくさん遊んで、恋をして、バイトをして。色んな人とコミュニケーションを図る機会が多いほど人の心が読めるようになれると思いますし、世の中を様々な視点から見て「自分には何が向いているのか」を探してほしいと思います。
新入社員さんに聞きました!
Q.入社のきっかけを教えてください。
A.大学時代はグラフィックデザインを学んでいましたが、「将来は手書きを活かした仕事がしたい」と思っていました。その時、知人の紹介で当社を知りました。ホームページを見て色んな事業をしている点に興味を持ち、「もっとこの会社を知りたい」と思いインターンに参加したのが大きなきっかけです。
Q.入社後はいかがでしょうか?
A.憧れの方々に囲まれながら好きな仕事ができるので、とても幸せです。
Q.今後の意気込みをお願いします!
A.当社の想いやものづくりをしている方々の想いを伝えられるような温かい絵を、もっとバリバリとテンポ良く描いていきたいと思います!
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