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農業界の業種一覧


農業機械

 農業機械とは、農作業に使用される機械のことです。代表的なものには、トラクターや田植機、コンバインなどがあります。
 農業機械メーカーは、これらの開発、研究、製造、販売などを行っています。農業機械を通して労働生産性、土地生産性の向上をはかり、農家さんの3K(きつい・汚い・危険)からの開放を目指しています。
 また、メーカーの中には、トラクターのロータリーや草刈り機の刈刃など特定の機械や部品に特化した企業や、産業機器の一つとして農業機械に取組む企業もあります。 特に様々な事業に取り組む企業の場合は、会社説明会や事前相談を通して希望の職種に就けるか確認しておきましょう。 (※希望分野に就けないことはよくある話なので、企業研究の際は「なぜその企業を志望するのか。希望部署に就けない場合でもその企業で働きたいか」など、しっかり考えておきましょう)


ざっくり概要

トラクタの歴史

 農業機械の代表格と言えばトラクタ。トラクタはアメリカで開発されました。具体的には、 「1892年にジョン・フローリッヒがガソリンエンジンのトラクタを発明し、今のトラクタの原型が作られた」(※1)と言われています。 そして、「トラクターの爆発的な普及に貢献した人物こそが、自動車王ヘンリー・フォード」(※2)と言われています。
 なお、日本で農業機械が普及したのは第二次世界大戦後です。

参考・引用
(※1)「農業機械の発展と夢」(農業機械学会誌 60(5):1~2,1998)
(※2)「人類の歴史を変えたトラクター」(視点・論点)(NHK解説アーカイブス 2018/7/10)

いろいろな農業機械

 農業機械には上記のトラクタ以外にも、作目や用途によって様々な機械があります。どのような機械があるか見てみましょう。
詳細▶農業マメ知識(※準備中)

スマート農業

 近年よく耳にする「スマート農業」。 農林水産省ではスマート農業を「ロボット技術や情報通信技術(ICT)を活用して、省力化・精密化や高品質生産を実現する等を推進している新たな農業のこと」と記しています。
 例えば、具体的には、農機の自動走行、除草ロボット、農業用アシストスーツ、ドローンの活用、スマホやクラウドによる作業管理、などがあります。
 こうした機械やシステムの開発・研究には、既存の農業機械メーカーはもちろん、異業種やベンチャー企業が参入している事例も多くみられます。 また、稲作・野菜・施設園芸・畜産など専門的なものもあれば、農地のマッピングや作業日誌など汎用的なものもありますが、 いずれにしても、現場で使いやすく、手が届く価格帯が望まれています。
 企業研究の際は、その企業がなぜスマート農業に取り組んでいるのか、どのような研究・開発をしているのか、なども調べてみましょう。

参考
(※2)「スマート農業」(農林水産省)

事故・安全教育

 大変便利な農業機械ですが、農林水産省の調査では、平成30年の農作業時の死亡事故は274人、そのうち「農業機械作業に係る事故」は約60%と最も高くなっています。 また、機械作業の中で最も高いのは「乗用型トラクター」による事故で、全体の26.6%を占めます。
 事故全体の年齢階層別では、~59歳までが21人(約7%)、60~79歳が65歳以上が109人(約40%)、80歳以上は144人(53%)となっています。 農業者の高齢化の問題の一端がここでも見受けられます。
 こうした事故を減らすため、農業機械メーカーや自治体、民間企業等では、機械の改良や安全講習会や普及啓蒙活動等を行っています。 農業機械分野に興味がある方や「将来は農業をしたい!」と考えている方は、こうした情報もチェックしてみましょう。

参考・引用
「平成30年に発生した農作業死亡事故の概要」(農林水産省)
「農作業安全対策」(農林水産省)


業界大手

農業機械メーカーで大手と言われる企業の事業規模は以下の通りです。
なお、このうち農業機械専業メーカーは井関農機のみで、クボタはインフラ事業や建設機械事業、ヤンマーはエンジン事業や船舶事業などにも取り組んでいます。

※データは各社ホームページを参考に作成。

株式会社クボタ
事業内容 売上高
農業ソリューション、水環境ソリューション、エンジン事業、建設機械事業、精密機器事業、ほか 19,200億円(2019年12月期・連結)
8,976億円(2019年12月期・単独)
ヤンマーホールディングス
事業内容 売上高
農業機械・農業施設、建設機械、エネルギーシステム、小形エンジン、大形エンジン、マリン、コンポーネントなどの研究・開発、製造、販売 7,966億円(連結ベース業績/2019年3月期)
井関農機株式会社
事業内容 売上高
農業機械の総合専業メーカー 1,499億円(連結/2019年12月期)
900億円(単体/2019年12月期)
三菱マヒンドラ農機株式会社
事業内容 売上高
農機事業部門、農業施設事業部門 437億円(連結/2019年3月期)

農業関連企業・団体インタビュー

実際に働いている方々はどのような仕事をし、どのような想いがあるのでしょうか?
インタビュー記事を読み、ご自身の考えも深めてみましょう!

井関農機株式会社

海外営業本部 アジア営業部 菊池夏樹さんにお話を伺いました。(取材:2015/10/16)


※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。



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