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農業界の業種一覧

種苗

 種苗(しゅびょう)とは、文字通り、種や苗のことです。
 農業には欠かせない素材であり、農業界の“源流”に位置する業種ですが、そこから生産された農産物によって収益が変わることから、農家経営に直結する職業の一つであるとも言えます。
 なお、種苗メーカーには、研究開発、種子生産、品質管理・物流管理、販売、経理、広報などの部門があります。ここでは、これまでの取材記事をもとに、仕事内容について見ていきたいと思います。

※下記は、当社がこれまで実施した取材データをもとに作成しています。
 参考:「農業界で働く方々インタビュー」種苗

研究開発~販売

 研究開発の大きな仕事は、品種改良(育種とほぼ同義)とも言えます。
 品種改良に携わる人をブリーダー(育種者)と言います。

 品種改良とは、例えば、「病気に強い」親と「味の良い」親をかけ合せて「病気に強くて味の良い」品種を作り出すように、両方の良い特徴を持った品種を生み出すことです。この種を 「F1」 と言います。

※F1 と 固定種(在来種) について
 F1(first filial generationの略)とは、異なる性質を持つ品種間で交雑をして出来た品種(一代雑種)のこと。雑種強勢により栽培面や品質面で利点が大きいため、流通している野菜はほとんどF1である。なお、F1同士の交配でできる種子(F2)は性質がバラバラになるため、自家採種をしても同じ性質の種を採ることは期待できない。
 固定種(在来種)とは、その地域で昔から作られ、長い時間をかけて選抜を繰り返して根付いた品種のこと。自家採種による確保が一般的で、市場に出回ることは少ない。

 品種改良は、交配と選抜を繰り返しながら性質を固定していくため、長い年月がかかります。そのため、先を読む力も必要です。
 なお、交配以外の方法には、薬品を使う方法や遺伝子組換え等の方法もあります。(日本では遺伝子組換え作物の研究や実験栽培はされていますが、商業生産はされていません)。

 販売されている種の多くは、採取農家に委託し生産されています。採取地は国内だけでなく国外にもおよびますが、採取地の詳細な場所や圃場はどのメーカーも企業秘密にしています。また、種苗メーカーには、品質の高さ(発芽率の良い、作りやすい、等)や種の安定供給が求められるため、社員が採取農家のもとへ伺い、植え方や生産管理のノウハウを指導することもあります。

 研究開発され生産された種苗は、メーカーによる直接販売や、仲卸等を通して種苗小売店やホームセンター、JA等で販売されます。なかには、新品種のお披露目や販路拡大を目的に、商談会を開催するメーカーもあります。
 また、海外に販売拠点を持つメーカーもあるため、「将来は海外出張や駐在をしたい」と考えている方の就職先としても人気があるようです。

業界規模

種苗業界の市場規模は、世界では約3兆円、日本では2千~3千億円と言われています。
(※参考:「種苗産業におけるバリューチェーン構築の取組」(一社)日本種苗協会)。

代表的な国内メーカーの規模 (※各社WEBサイトより)
(株)サカタのタネ 売上高 587億円 / 経常利益 75億円 (平成28年5月期連結ベース)
[ http://www.sakataseed.co.jp/corporate/info/outline/index.html ])
タキイ種苗(株) 売上高 510億円 / 経常利益 75億円 (平成28年4月期)
[ http://www.takii.co.jp/company/aboutus.html ]
カネコ種苗(株) 売上高 580億円 (平成28年5月期・連結)
[ http://www.kanekoseeds.jp/gaiyo/ ]

農業者・農業企業インタビュー

実際に働いている方々はどのような仕事をし、どのような想いがあるのでしょうか?
インタビュー記事を読み、ご自身の考えも深めてみましょう!


 【農業×海外】タキイブラジル
今回のインタビューテーマは「農業×海外」。 近年のグローバル化に伴って、国内の農業界企業も海外に進出し事業規模を広げています。 その農業界の中で最も川上に位置するのが種苗業界です。国内をはじめ、世界中の人々の食と農の基盤を支えています。今回は種苗業界のリーディングカンパニーであるタキイ種苗株式会社で海外を舞台に活躍されているタキイブラジルの松下宏美様にお話を伺いました。


 生活の糧をつくるグローバルな仕事!
   【株式会社サカタのタネ】

 種苗メーカーは世界中に幅広い市場を持ち、農業関係の職業としても人気の高い業種の一つですが、一体どのようなお仕事をされているのでしょうか?株式会社サカタのタネ 広報宣伝部 大無田龍一さんに伺いました。



その他、企業紹介
トキタ種苗(株) 従来の規格や形にとらわれず、食べて美味しい野菜や花を開発している。取組みの一つに、イタリア野菜を日本に定着させる「グストイタリア」プロジェクトがある。
[公式サイト] http://www.tokitaseed.co.jp/
[取材記事]  http://agri-map-interview.sblo.jp/article/177303269.html

※上記は一例です。メーカーの中には1品種のみに特化したメーカーや、数多くの販売代理店があります。
 様々な方面からも調べてみよう!

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