農学部女子に聞きました!

大幅なスケジュール変更があった2016年卒の就活。
2年連続で変化する就職活動のスケジュールに大変な思いをしている就活生も多いのではないしょうか?そんな中、これから就活を迎える学生の今の心境は?神戸大学 農学部3年 Yさんにお聞きしました。

(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」33号/2015年冬号より転載)

―これから就活が始まりますが、将来はどのような仕事に就きたいですか?
 「農業系がいいかな」と思いつつも、まだ漠然としています。最近、就活準備をする中で、就く仕事によって人生が大きく左右されてしまうので、やはり仕事選びは重要だと実感しました。

―どのような準備をされていますか?
 まずは、6月に解禁された大手就活サイト3つに登録し、いろんな企業の情報を入手したり、企業インターンの情報を探して実際に参加しました。その他、合同説明会にも参加しています。

―企業インターンにも参加されたのですね。どのような内容でしたか?
 私が参加したのは大規模農業経営をされている某企業です。私は農業系サークルに所属しているので普段から農作業をしていますし、昨年は個人農家さんのところで1週間住込みの農業インターンを経験したので、今年は企業へ行きたいと思いました。
 企業インターンは5日間で、作業内容はネギの収穫から出荷準備まででしたが、その間に社員さんの仕事内容やキャリアパスなども知ることができました。


所属している農業サークルでの作業の様子。右側がYさん。

―様々なタイプの農業を経験し、どういった観点を得ましたか?
 「農業には経営力が必要だ」と聞きました。そして、生産技術も経営力も、何年も経験して得られるものだと感じました。また、某農業サイトで就農するまでのステップが書かれていたのですが、「前職の仕事で経営に関わっていたから上手くいった」という声が載っていました。経営力をつけるにもステップが必要だと思うので、最近は色んな本を読んでいます。

―積極的に情報を得られていますね!
 アンテナは張ってますから!ただ、情報がありすぎて困ることもありますが…。先ほど3つの大手就活サイトに登録していると言いましたが、「これでもか!」ってくらい情報が送られてきますし、会社自体すごく沢山あるので、見るだけで「しんどいなー」って思うこともあります。
 その割に、農業系の情報は調べてもなかなか出てこないんですよね。探し方のせいかもしれませんが…。ひとまず、近々開催される「新・農業人フェア」に参加しようと思います。このフェアは農業をする人たちのためのイベントかなと思いますが、何かヒントがあるかもしれないので。

―他に、どういった情報がほしいですか?
 色んな業界の情報がほしいですね。はじめから業界を絞ってしまうのではなく、広い範囲の業界の情報を得た後に、興味のある分野へと絞っていきたいです。ですので合同説明会、農業でしたら「新・農業人フェア」の情報といった、業界の入り口のような情報がもっとあればいいなと思います。

―最後に、あと数ヶ月後から本格的な就活が始まります。面接時期が2ヶ月前倒しになりますが、どう思われますか?
 やはり短期決戦ですので、面接やグループディスカッションなどの対策を早くしないといけないなと思っています。周りでも既に色々動き出している人が多く、すでに「就活に疲れた」といっている友人もいますが、アンテナを張って、皆から出遅れずに同じようにやっていけば大丈夫ではないかと思っています。


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