~農業界×大学生の就活情報サイト~

農業界地図ロゴ

農業法人・農業者インタビュー >みのりファーム嬬恋

「キャベツを通して社会貢献!」
みのりファーム嬬恋 佐藤哲哉


(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」43号/2018年夏号より転載)

プロフィール

氏名: 佐藤 哲哉(31)
出身: 群馬県吾妻郡嬬恋村
略歴: 千葉大学 園芸学部を卒業後すぐに家業へ就農。今年(2018年)1月には経営権を継承。自身で考えた経営理念「先人への感謝の気持ちを忘れず、キャベツを通して社会に貢献する」ことを目指し、経営者として日々奮闘している。

「キャベツを通して社会貢献!」
みのりファーム嬬恋 代表 佐藤哲哉

―就農のきっかけを教えてください。
 農家の長男なので「いずれ継ぐのかな」とは思っていましたが、小さい頃は「朝早いし、重労働だし、嫌だな」と思っていました。しかし、大学時代に農業法人のインターンシップへ行った時に『組織的な農業』に魅力を感じ、「農業のやり方は一つじゃない」と学びました。その後、将来の仕事を考えたときに、「農業やりたい!それなら家業を継ぐのが一番いいな」と思ったことが大きなきっかけです。そして、大学を卒業してすぐに就農しました。
 今の経営面積は、キャベツ18町歩、ジャガイモ3反、花豆1反です。農繁期は家族のほかバイトと外国人研修生を含め8名で作業をしています。

―すぐに就農された理由はありますか?
 「お前が30歳になったら経営を任せる」と親から言われたことが一番大きいですね。それなら30歳までに色々学ばなければいけないので、早い方が良いかなと思いました。
 あと、この地域は夏の冷涼な気候を利用したキャベツの一大産地なので、キャベツ農家は春~秋にかけて、特に夏は繁忙期で休む暇もありませんが、逆に冬は農作業がありません。親はその間に翌年の経営計画を立てたり決算等の事務仕事をしていますが、従業員の僕は長期休暇になるので、「すぐに就農しても冬の間は外で仕事ができるから、その間に社会人経験を積もう」と考えたことも理由の一つです。最初のうちは他県で農業関連のバイトをしていましたが、5年前からは大学時代のご縁で有機JASの検査員をしています。検査員の仕事を通して社会人マナーも学んでいますし、農家さんの考え方や肥料、販路なども全然違うので勉強になりますね。

―積極的ですね!ちなみに今は31歳ですが、実際に経営権は継承されましたか?
 はい、今年の1月に継承しました。

―継承前と後で変わったことはありますか?
 責任の重さですね。これまでは仕事の段取りやバイトへの作業指示など全体の管理を考えて進める時に、けっこう親と言い合いをしていましたが、経営移譲をされてからはほぼ口出しをされなくなったので、「あれ、これでいいのかな?」と、ふわっとした感じで進めている状況です。やり方を間違えると全部自分の責任になるので、親と言い合えない分、自分のなかで自問自答しながら行動しています。

―口出しされる方が良かったですか?
 いや、してほしくはないですね(笑)。ずっと口出しされていたら自分も成長しないと思いますし、自分で考えて行動して成功を積み上げていくことで自信もついてくると思うので。

―今後、取組みたいことを教えてください!
 いろいろありますね!一つはキャベツアイスの企画・販売です。今は試作段階ですが、けっこう好評ですよ!その他、冬の間にハウスで育てられる作物の試験栽培などもしています。
 将来的に取組みたいことは『組織的な農業』。農業に熱い想いを持った人と一緒に仕事がしたいですね!そのためには周年雇用ができる体制づくりが必要です。キャベツアイスも新しい作物の試験栽培も、実はその一環です。農業の魅力は、やり方次第で可能性が広がる点。キャベツで社会貢献もできると思いますし、新しいことにどんどん挑戦したいですね!

―最後に学生に一言お願いします!
 学生時代は色んな人に会った方がいいですね。ちょっとでも興味のあることはどんどんやって、色んな人の考え方を聞くことで様々な角度からものごとを捉えることができますし、それが自分の糧になっていくと思います。
 あと、農業を目指す学生さんは、まずは社会人経験を積んでほしいと思います。農業は「百姓」というくらい様々な技術が必要なので、必ずどこかで活きてくると思います!

<一問一答>

Q.趣味は?
A.ゴルフと相撲観戦です。ゴルフは地元の組合でゴルフコンペがあり始めたのですが、最近ちょっと上手くなってきたので好きになりました(笑)

Q.好きな農業機械は?
A.キャビン付きのトラクターですね!エアコン完備でラジオも聞けて、自分の部屋感があり居心地が良いです(笑)

Q.好きな農作業の瞬間は?
A.それぞれの作業で好きな瞬間がありますね。
例えば、初日の収穫。「いいのが採れた!」って収穫の喜びを感じます!ただ毎日収穫が続くので、その喜びは徐々に減っていきますが(汗)。一番多い時で1日1,800ケース(14,000玉)程出荷します。
畝立ての作業では、畑は傾斜があるので畝が曲がりがちですが、真っ直ぐに畝が立てられた時は嬉しいですね!
育苗作業では、きれいに芽が揃った時は嬉しいですね。一律に発芽させるには水加減が難しいのですが、そこが揃えばその後の作業も円滑に進めることができます。他にもいろいろあります!

Q.好きな異性のタイプは?
A.見守ってくれる人。仕事柄、天候次第で急に仕事になったり休みになったりしますが、そういうことに怒らない人ですね。夏に家族サービスができない分、冬には旅行にも行きますよ!



※記載情報は取材当時のものです。
※無断転用・転載・改変を禁止します。引用の際は、当社までご連絡ください。

インタビュー一覧へ戻る

↑ PAGE TOP