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農業者インタビュー >酪農応援グループ milker (栃木県)

「酪農の魅力を広める!」
酪農応援グループ milker 太田彩実さん

牛への愛にあふれる20代の酪農女性3人がはじめた酪農応援グループ「milker」。
今回はメンバーの一人である太田彩実さんに活動を始めたきっかけや活動への想いについて伺いました。

△ 太田 彩実さん
栃木農業大学校および北海道立農業大学校を卒業後、地元・栃木県に戻り、酪農業(個人経営)に就職。2015年から仲間と一緒にmilkerを立ち上げ、酪農のPR活動をしている。

(※当社発行の農業フリーペーパー「VOICE」41号/2017年冬号より転載)

仲間と共に、酪農の魅力・楽しさを伝える!

―どのような活動をされていますか?
 色んな方に酪農に目を向けてもらいたいと思い、酪農の魅力を広める活動をメインに取組んでいます。
 「milker」は酪農仲間3名で立ち上げたグループなので、牛や酪農家の仕事など実体験をもとに伝えられることも沢山あります。そこで、地域のイベントに出店したり、子ども達に牛乳が出来るまでの流れを紙芝居で読んだり、酪農家の1日の流れや牛の体の仕組みをまとめて壁新聞を作るなど、様々な方法で酪農や牛乳の魅力を伝えるPR活動をしています。加えて、牛柄模様のシュシュや手描きのイラスト付きマグカップなどオリジナル商品を作り販売しています。

 
(左)酪農を広める活動の一環で、手作りしている牛グッズ。
(右)搾乳から牛乳ができるまでの流れを紹介した紙芝居に、興味津々な子ども達。

―酪農の普及活動がメインなのですね。この活動を始めた経緯も知りたいです!
 まず、私たちは栃木県農業大学校の同級生なんです。3人とも非農家です。学生時代は3人仲良く四六時中一緒に牛を育て、「卒業後はオープンファームみたいなものをみんなでやりたいよね」って話をしていました。そうした夢を持ちつつも卒業後は皆それぞれ異なる道へ進み、私は北海道立農業大学校へ進学し、一人はオランダに酪農研修へ行ったのち栃木県の観光牧場へ就職し、もう一人は栃木県の酪農メガファームに就職しました。そして私が就職のタイミングで地元・栃木県に戻ることになった2015年の春、ふと、「大人になってから『あの時あんな話もしてたよね』と思いたくないな」と思い2人に声をかけ、力を合わせて立ち上げました。


「milker」メンバー。左端が太田さん。3人とも酪農業で働く非農家出身の20代女子。

―そもそも、太田さんご自身は、なぜ酪農にはまったのですか?
 動物が好きでなんとなくやっていたら、はまってしまって抜け出せなくなりました(笑)。最初は動物園の飼育員になりたくて農業大学校に進学したのですが、その道での就職はなかなか厳しく、本当にたまたま運命的に酪農と出会いました。
 酪農は、牛が草を食べてその牛の糞で畑を肥やしてまた餌となる草を生やすという、一つで循環できる農業なんです。酪農業が地域の基盤となることもできますし、世の中から牛乳がなくなると困りますよね。その生産に関われていることに誇りを持っています。もちろん大変なこともあるけれど、牛が好きだし、とにかく楽しいという理由で続けられています。赤ちゃんの頃から育てた牛が搾乳している姿を見ると感動しますよ!

―牛への愛を強く感じます!では、今後の活動目標についても教えてください。
 「milker」のメンバーを増やして活動の幅を広げたいですね。現状では3人の休みがバラバラなうえ手いっぱいなので。メンバーが増えたらイベントへの出店回数を増やしたいですし、その人がやりたいことも実現できればと思います。他にも一般の方を対象にした牧場見学会や搾乳体験、削蹄の勉強会など、みんなが楽しいと思える活動を探求していく会にできればと思います。
 あと、私たち非農家は結婚などで会社を辞めると仕事としての酪農業から離れる可能性がありますが、「milker」があれば酪農との繋がりは切れませんよね。ある意味、酪農と非農家をつなげる命綱でもあると思うんです。それに、一般の方も普段の生活の中で牛乳やチーズ、バターなど牛の恩恵を受けることも沢山あると思うので、多くの方にもっと酪農に目を向けてもらいたいなと思います。

―最後に、学生に一言お願いします。
 「やりたい!」と思ったら飛び込んでほしいですね。ダメならやめればいいし、不安があるならそれを前提として、対処しながら取り組めばいいと思います。やってみて分かること、逆に、やってみないと分からないことは沢山あるので、やりたいことがあればぜひ動いてみてください。


リンク

 酪農応援グループ milker
⇒ https://www.facebook.com/milker.okk/



※記載情報は取材当時のものです。
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